今回はScratch(スクラッチ)で翻訳アプリを作ってみます。
拡張機能の"翻訳"と"音声合成"を使えばあっという間に作れるので、基本的な使い方を覚えたあとは好きなようにアレンジしてみましょう。
スクラッチを初めて使う場合はこちらの基本編から始めてみてください。
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この記事のもくじ
"( )と聞いて待つ"を使う
まずは翻訳する文章を入力することが必要になるので、スクリプト"( )と聞いて待つ"を使うためのスプライトを用意します。
このスプライトをクリックすると答えを入力する欄がステージ下に現れるようになります。
翻訳したものを表示したり発音したりするスプライト
次に翻訳したものを表示したり発音したりするスプライトを作ります。
まずは好きなスプライトを選びましょう。(例)Apple
つぎに拡張機能を追加していきます。
拡張機能"翻訳"を使う
たとえば入力欄に"ねこ"と入力すると、英語に翻訳されたもの("Cat")をスプライトが話すようになります。
拡張機能"音声合成"を使う
次に翻訳したものを音声でも聞けるようにしてみましょう。
言語は上で選んでいる言語と同じにしましょう。
さきほど使った "( )と言う" は文字としてセリフが表示されるのに対して、 "( )としゃべる" は機械の声がしゃべります。
文章が翻訳されたら、スプライトをクリックして発音をチェックしてみましょう。
…さて、これで翻訳アプリができてしまいました!
拡張機能"翻訳"はGoogle翻訳を使っているので、シンプルで短い文章や単語などはほぼ問題なく翻訳してくれます。
複数言語を同時に表示させてみる
ではここから、複数言語で表示できるように改造してみましょう。
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やってみましたか?
スプライトを複製してスクリプトの言語を変えれば、簡単に作れますね!
こちらがニャアの例です。
フランス語とロシア語を追加して、国旗で区別してみました。(国旗はイラストACより)
外国語から日本語へ翻訳するには?
ちなみに外国語から日本語へ翻訳することもできます。
設定を特に変えなくても入力欄にそのまま外国語(例:cat)を入力すればOKです。
おさらい動画とScratchプロジェクトページ
このような感じで、拡張機能の"翻訳"や"音声合成"を使えば翻訳アプリを作ることができます。
次回も同じ機能を使って違うタイプの翻訳アプリを作ってみようと思いますのでお楽しみに!
今回のレッスンの流れや全体のスクリプトは下のおさらい動画やScratchプロジェクトページにて確認できます。
変数とリストを使った英単語ドリルも合わせてどうぞ!