今回はScratch(スクラッチ)でアナログ時計を作ってみたいと思います。
時間を表す短針・分を表す長針・秒を表す秒針をつくることを通して、角度や割り算にも取り組んでみましょう。

もしスクラッチを初めて触るという場合は、こちらで基本操作から始めてみてください。
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この記事のもくじ
時計の背景をアップロードする
まずは時計を用意します。
こちらから画像 "clock.png" をダウンロードして使ってもらっても良いですし、自分で描いてもOKです。
アップロードした時に自動的に画像の中心がステージの中心に合うはずですが、もしずれるようなら"背景"画面を開いて中心を に合わせておきましょう。
時計の短針を作る
続いて時計の針を作っていきます。
こちらはスプライトとして自分で描いてみましょう。

短針を動かすスクリプト
短針のスプライトができたら、スクリプトを作っていきます。

短針は時計を一周(360°)するのに12時間かかるので、1時間ごとに30°変わることになります。(360°÷12=30°)
ここでスクリプト"(現在の時 * 30)度に向ける" を見てみましょう。
たとえば現在12時だとすると12×30=360となり、360°の向きつまり時計の12を指します。
たとえば現在13時(午後1時)だとすると 1×30=30となり、30°の向きつまり時計の1を指します。
(※13×30で計算したとしても13×30=390となり、一周360°+30°、つまり30°と同じことになります。)
時計の長針を作る
次に時計の長針を作ってみましょう。

長針のスプライトができたら、スクリプトを作っていきます。
スプライトを複製した時にスクリプトも一緒に複製されているので、これを少し変えるだけでOKです。
ではどこをどのように変えれば良いでしょうか?
ここでニャアからの課題です!
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・・
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ヒント:長針は1分ごとに動き、60分で時計を一周する
・・・
・・
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やってみましたか?ではこちらが例です。
長針は60分で時計を一周するので、360°÷60=6°、つまり1分ごとに6°変わります!
時計の秒針を作る
最後に秒針も作ってみましょう。
こちらも長針のスプライトを複製すると簡単にできます。
さて、秒針のスクリプトはどうなるでしょう?

さきほどの長針と同じように考えて秒針のスクリプトを作ってみてから、下の例を見てみましょう。
秒針は60秒で時計を一周するので、長針と同じく360°÷60=6°ずつ変わるということになります。
ここまでできたらを押して時計を動かしてみましょう!
3つの針は正しい時間を指していますか?

時計のチクタク音をつける
より時計らしくするために、時計のチクタク音をつけてみましょう。
音タブで音を編集することもできます。

あなただけのオリジナル時計ができましたか?
おさらい動画とScratchプロジェクトページ
今回のレッスンの流れや全体のスクリプトは下の動画やScratchプロジェクトページにて確認できます。