今回はいくつかの箱の中から宝物を探すゲームを作ります。
スクリプトはとてもシンプルですがリストの使い方を学べるので、色々なプログラムに応用することができます。
「リストの使い方がイマイチわからない…」という方や「プログラミングもScratchも始めたばっかり!」という初心者にもオススメです。
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この記事のもくじ
背景を用意する
まずは好きな背景を選びましょう。
箱を5つ用意する
次に宝物を隠す箱を5つ用意します。
宝物を用意する
次に箱に隠す宝物を選びましょう。
この宝物はどの箱に入れるかランダムで決まるようにします。
そのためにリストと変数をつくりましょう。
リストをつくる
まずリストを作り、リストの項目で宝物が隠される位置(座標)を決めるようにします。
変数をつくる
次に変数を作り、リストに入力した座標がランダムで呼び出されるようにします。
プログラムの流れとしては、まず変数"a"を1から5までの乱数にします。
そしてリスト"座標"のa番目(1〜5番目のどれか)が宝物のX座標になります。
たとえばa=2の場合、リストの2番目(-90)が宝物のX座標となります。
(高さは変える必要がないのでY座標には変数を使いません。)
ここまでできたら、試しにを押して宝物がランダムな場所に置かれるか確かめましょう。
確認が終わったら、スクリプトの最後に"隠す"を追加しておきましょう。
宝物が入っている場合と入っていない場合のスクリプト
次に箱のスプライトにスクリプトを作っていきましょう。
"もし(座標のa番目)=(X座標)なら"を見てみましょう。
ここの"X座標"というのは箱のX座標のことです。
箱のX座標が宝物のX座標と同じ時というのは、つまり「この箱に宝物が隠されている時」ということになります。
この場合に、"メッセージ1を送る"で宝物のスクリプトにつなげるようにしましょう。
そうでない(この箱に宝物が隠されていない)場合は、たとえば音を鳴らすようにします。
どちらの場合でも箱をクリックすると箱が消えるようになっています。
1つ目の箱のスクリプトができたら、2〜5つ目の箱に"ドラッグ&ドロップ"でコピーしましょう。(コピーの仕方がわからない場合はおさらい動画の03:11あたりから確認できます。)
※"〜の音を鳴らす"を使う場合はそれぞれのスプライトごとにその音を追加する必要があります。
宝物を見つけた時のスクリプト
最後に、宝物のスクリプトを追加します。
さきほど箱のスクリプトで宝物がある時に"メッセージ1を送る"としたのが、ここの"メッセージ1を受け取ったとき"につながります。
"メッセージ1を受け取ったとき"の後は、どのようなスクリプトでもOKです。("表示する"は必ず入れてください。)
おさらい動画とスクリプトページ
これでゲームの完成です!
今回のようにリストと変数を使えばランダムな場所に宝物を隠すことができるので、応用してオリジナルの宝探しを作ってみてください。
おさらい動画とScratchのプロジェクトページで流れやスクリプトを確認できます。