前回の基本編に引き続き、Scratch(スクラッチ)の「ペン」機能をご紹介します!
基本編がまだの方は、こちらの記事とビデオから始めてください。
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前回は黒板に字を描いてみましたが、消す時はスクリプトの「全て消す」を使いました。
今回は黒板消しがなぞったところだけ消せるようにします。
プログラム自体は難しくありませんが工夫が必要なので、考えながらやってみましょう。
この記事のもくじ
どうしたら黒板消しで消せるようになる?
さて、黒板消しでなぞったところだけ描いた文字が消えるようにするには、どのようにすれば良いでしょうか?
ペン機能には「全て消す」はありますが、”通ったところだけ消す”スクリプトはありません。
でも使うのはペン機能です。
ここで発想の転換が必要です。
描いたものを部分的に消すことはできないので、上から塗りつぶして見えなくするという方法で考えてみましょう。
ここで重要なのが塗りつぶす「色」です。
できるだけ自然に消しているように見せるには、どんな工夫が必要でしょうか?
確認してみましょう!
では試しにチョークで何か描いて、それを消してみましょう。
Zキーを押している間だけ、黒板消しでなぞったところが消えるのがわかります。
ちなみに前回のスクリプトで「X座標を**,Y座標を**にする」に加えていた「ずっと」は外しましょう。
アレ、でもチョークと黒板消しが一緒に動いてしまいますね…!
これも一工夫して解決しましょう。
黒板消しとチョークを両方持ってしまうのを解消するには?
黒板消しで消している間はチョークを元の位置に固定しておくようにするのが簡単です。
でもどうしたら良いでしょう?
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さて、チョークのスクリプトはこんな風にしてはどうでしょう?
前回作った「が押されたとき」と「スペースキーが押されたとき」に続くスクリプトはそのままで、「Zキーが押されたとき」を新たに加えます。
「が押されたとき」の後に「全て消す」を入れておけば、最終的にチョークの線も黒板消しの線もきれいに消えることになります。
最後に背景の注意書きも修正して、完了です!
もちろん自分の好きなキーや使いやすいキーにしてOKです。
今回は少し短めですが、この辺でおしまいにしたいと思います。
スクリプトの確認はこちらのプロジェクトページとビデオでどうぞ。
次回もお楽しみに!