前回の『Scratch(スクラッチ)で迷路作り!』に引き続き、スクラッチでの迷路作りの発展編をご紹介します。
前回記事をまだ見てない場合は、こちらから始めてみてください。
-
-
Scratchで迷路作り! - 条件分岐・調べる
今回はScratch(スクラッチ)で迷路を作る方法をご紹介します。 迷路はあらかじめ作ってある画像を使用しますが、自分で描いた迷路を写真に撮ってアップロードしてもOKです! スクラッチを ...
続きを見る
この発展編では、このようなことに挑戦します。
- ワープゾーンを作る
- 敵を作る
- よりむずかしい(細かい)迷路にする

※前回作ったスクリプトを引き続き使うので、前回作ったデータが残っていればそれを使いましょう。ない場合はニャアのプロジェクトをリミックスして使ってください。
この記事のもくじ
ワープゾーンを作る
迷路の行き止まりにワープゾーンを作ってみましょう。
次にスプライトのスクリプトを追加していきます。
どんな場所にワープするのが楽しいでしょう?おもしろ難しくしてみてください。

敵を作る
次に敵を作ってみます。
常に動き回る敵がいて、ぶつかるとゲームオーバーもしくはスタートに戻ってしまうなどはどうですか?
ここでは敵にぶつかるとスタートに戻るスクリプトを作ってみます。
ポイント
- スプライトを選ぶ→(例)"Bat"
- Batのスクリプトゾーンに以下のスクリプトを追加
※乱数にしているXやYの座標は、迷路の一番左・右・上・下に置いて調べました。
これが敵の動き回る範囲となります。

一番左

一番右

一番下

一番上
- スプライト"Ball"のスクリプトゾーンに以下のスクリプトを追加
※分かりやすいように別の "が押されたとき" を作りました。"ずっと"も忘れずに!
敵がどこに現れるかわからないのがスリル満点です!

このほか、敵が上下や左右に動き回るようにしても面白そうですね。
よりむずかしい(細かい)迷路にする
最後に、むずかしい迷路にも挑戦してみましょう。
こちらからむずかしい迷路の画像 "m2.jpg"を自分のパソコンにダウンロードしてください。

m2.jpg
ダウンロードができたら、スクラッチの画面で背景としてアップロードしましょう。
前回と同じように、スクリプトのスタート位置とゴール位置を決めます。
さて、あとは動かしてみるだけです!

迷路を進ませづらいときには…
たまに迷路の中を進ませづらいことがあります。
たとえば曲がりたいのに進みすぎてしまって曲がれないとか、壁のすきまに上手く入れないとか…
こんな時はスクリプトの動きをこまめにすると良いです。
でも、どうすれば動きをこまめにできるでしょうか?
・
・・
・・・
ハイ、スプライトを動かしているのは↑↓←→キーなので、"○キーが押されたとき"のスクリプトをみてみましょう。
ここで"X座標を5(-5)ずつ変える" や "Y座標を5(-5)ずつ変える" などの数字を小さくしてみましょう。
たとえばこのように1ずつ動かすようにすれば、こまめな動きができます!

いろいろな改造をして、迷路ゲームをより楽しくしてみましょう!
今日のおさらい動画とスクリプトページ
今回作ったスクリプトは、Scratchのプロジェクトページで確認できます。
おさらい動画も合わせてどうぞ。