今回はScratch(スクラッチ)で旗あげゲームをしてみたいと思います。
しかし単純な旗あげゲームではなく、ここでは上下左右キーそれぞれに対応する4つのポーズを用意して、指示されたポーズをするゲームにします。
Scratchを初めて使う場合は、まずこちらで基本操作などをつかみましょう。
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この記事のもくじ
背景とスプライトを用意する
まずは背景とポーズをするスプライトから用意しましょう。
少なくとも4つのポーズを作りたいので、コスチュームをたくさん持っているスプライトを選ぶと便利です。
もちろん自分でコスチュームを編集してポーズを作ってもOK!(のちほど解説します)
指示を出すスプライトを作る
次に「右手あげて」「左手あげて」などと指示を出すスプライトを作りましょう。
こちらも好きなものでOKです。
ここまででこのような画面になっています。
コマンドリストと変数を作る
ここで指示する言葉をリストにしてランダムに呼び出せるようにします。
まず①のスクリプトで変数"番号"が1から5までのどれかの数字になります。("コマンドの長さ"とはリストの項目数のことで、ここでは5となります)
たとえばここで番号=3と決まったら、②のスクリプトでコマンドリスト3番目の「両手あげて」がセリフとして表示されます。
ポーズの種類とポーズのスクリプトを作る
次にポーズを4つ用意してそれぞれのスクリプトも作っていきます。
ここまで順調にできていますか?
ではニャアからの課題です!
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ではこちらに例を載せておきます。
ゲームのルールを作る
次にゲームのルールを作りましょう。
いろいろできると思いますが、ここでは例としてこのようにします。
- 5回ポーズが合ったらクリア
- 3回エラーをしたらゲームオーバー
このルール判定にも変数を使います!
ポーズをするスプライトにスクリプトを追加する
この判定スクリプトについて見てみましょう。
スクリプトの言葉の順番を置き換えて考えると分かりやすいです。
番号=1の時とはつまり「右手あげて」の時です。
この指示が出たときに→キーを押せればSCOREに1点入り、それ以外の時に押すとエラーということになります。
ではここでもう一度ニャアの課題です!
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このようになりましたか?
指示を出すスプライトのスクリプト
次に指示を出すスプライトに、5回ポーズが合えばクリア、3回エラーでゲームオーバーという条件を追加します。
ポーズが5回合う、つまりSOCRE=5になった時にメッセージ"クリア"が送られます。
エラー=3になった時にメッセージ"ゲームオーバー"が送られます。
("このスクリプトを止める"はメッセージを送り続けないために必要となります。)
クリアとゲームオーバーの画面を作る
クリアとゲームオーバーがわかりやすいように、それぞれ画面をつくりましょう。
"背景を○にする"以外は演出なので、好きなように作ってみましょう。
また、クリアやゲームオーバーと同時にスプライトは隠すと良いかもしれません。
ここまでで旗あげゲーム(ポーズ決めゲーム)の完成です!
を押してゲームスタートしてみましょう。
指示に合わせたポーズを決められるでしょうか?
おさらい動画とScratchプロジェクトページ
全体のスクリプトや流れは、おさらい動画やScratchのプロジェクトページで確認できます。
今回やってみたことを発展させて、自分だけの旗あげゲームを作ってみてください。