今回は前回の『Scratchで虹色ペンを作る(基本編)』を発展させ、虹の7色を自分で選べるようにしたいと思います。
前回作ったスクリプトやスプライトをそのまま使用するので、まだの方は前回レッスンから始めていただくか、こちらからニャアのプロジェクトをリミックスしてお使いください。
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Scratchで虹色ペンを作る(基本編)
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この記事のもくじ
カラーパレットを作る
基本編ではペンで書いている間に自動的に色が7色に変わりましたが、今回はカラーパレットを用意して、指定した色に変わるようにします。
スプライトを作る&コスチュームで7色にする
まずはカラーパレットのスプライトを作りましょう。

ちなみに消しゴム(実際は消すわけでなく白色を塗る)も作っておくと便利です。

カラーパレットのスクリプトを作る
続いてカラーパレットのスクリプトを作っていきます。
コスチュームが赤の時にはメッセージ"あか"を送って、ペンの色を変えるようにします。
また、クリックするごとにコスチュームが次の色に変わるようにします。
ここでニャアからの課題です!
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7色と消しゴムのスクリプトが作れましたか?
数が多くて大変だったかもしれませんが、コスチューム番号を変えてそれぞれの色に対応したメッセージを作ります。
Pencilのスクリプトを編集する
続いてスプライト"Pencil"のスクリプトを編集します。
"ペンの色を○にする"の色は、カラーパレットの色をスポイトで吸い取ると便利です。(スポイトの使い方がよく分からない場合は動画で確認してみましょう。)
消しゴム(白色)はペンより太い方が消しやすいと思うので、太さを変えました。
また、消しゴムになっている時は"隠す"でPencilのスプライトを見えないようにしました。

さっそくを押して絵を描いてみましょう。
(おまけ)カラーパレットは並べてもOK
今回はカラーパレットを1つにしてクリックで色を変えるようにしましたが、このようにカラーパレットを並べても良いと思います。
この場合はコスチュームでなくそれぞれの色をスプライトとして用意します。
そして7色と消しゴムそれぞれのスプライトに"このスプライトが押されたとき"と"メッセージを送る"を追加しましょう。
詳しくはプロジェクトページ(おまけ)でスクリプトをご覧ください。
おさらい動画とScratchプロジェクトページ
今回のレッスンの流れや全体のスクリプトは、下のおさらい動画やScratchのプロジェクトページにて確認できます。