今回はScratch(スクラッチ)で九九(掛け算)ドリルを作ってみたいと思います。
まず基本編ではランダムに九九の問題を出す方法を確認します。
続いて発展編では、問題に合わせて数字のスプライトが現れるように改造します。
ずっと使えるドリルで九九をマスターしましょう!
スクラッチを初めて触るという方はこちらで基本操作から始めてみましょう。
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この記事のもくじ
背景とスプライトを用意する
まず背景とスプライトを用意しますが、自分の好きなものでOKです。
問題を出すスクリプト
次にスプライトのスクリプトゾーンにスクリプトを作っていきます。
"調べる" の中にある "( )と聞いて待つ" を使えばあっという間に作ることができます!
また、数字をランダムに出すために乱数を使いましょう。
変数と乱数を使ってランダムにする
上のスクリプトでは、たとえば2×4でいうところの2を"ひとつめ"、4を"ふたつめ"としています。
スクリプト"1から9までの乱数"によって、"ひとつめ"と"ふたつめ"それぞれに1〜9の数がランダムに割り当てられます。
ここでランダムに割り当てられた数を他のスクリプトでも使えるように、変数という箱の中にしまっておくようなイメージです。
問題はどうやって出す?
上で決めた"ひとつめ"と"ふたつめ"の数を、九九の問題として出してみましょう。
ここで "( )と聞いて待つ" の登場です。
( )の中がちょっと複雑ですが、このような構成になっています。
"○と○"のスクリプトを3つ組み合わせ、変数"ひとつめ"と"ふたつめ"を挿入します。
残りの○に "×"(かける記号)と "は?" を入れれば完成です!
正解判定のスクリプト
"( )と聞いて待つ"を使うとステージ下に入力欄が現れます。
ここに入力したものが"答え"となるので、これを使って正解か不正解かを判定しましょう。
(○*○) の * (アスタリスク)はコンピュータ上で掛け算記号として使われています。
このスクリプトを使えば自動的に計算をしてくれるので、それが"答え"と合っていたら「正解!」、合っていなければ「ちがうよ!」と表示されます。
を押して九九をやってみましょう。
次回の発展編では、このように数字のスプライトを表示して問題を出すように作り変えてみます。
…さて、どのようにスクリプトを作ればよいでしょうか?
次回までに考えてみましょう。
おさらい動画とScratchプロジェクトページ
今回のレッスンの流れやスクリプトは下のおさらい動画またはScratchプロジェクトページにて確認できます。
変数やリストを学べるレッスンセットもよかったらどうぞ!
九九ドリル発展編はこちらからどうぞ。
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